中絶

避妊を確実にすることが一番ですが、結果的に望まない妊娠をしてしまった場合には、人工妊娠中絶という選択肢があります。現在、日本では妊娠した方の4人に1人が人工妊娠中絶を選択しています。初期の妊娠なら日帰りでできる手術ですが、健康な女性の子宮に行うので、充分な経験と安全のための様々な配慮が必要です。このため、中絶手術は母体保護法指定医のみが行うことを許されています。また、極めてプライベートな問題であり、守秘義務がもっとも大切になります。当院では、安全と守秘義務をなによりも心がけています。

人工妊娠中絶について

大きさによって処置方法や金額が異なりますので、早めの受診をお勧めします。安全に手術できるように、以下のような手順で行っています。

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中絶手術

初期(12週未満)の中絶

当院では12週未満の初期中絶は原則として吸引法で行い、機械的に子宮内の内容物を取り除きます。
中絶手術自体の所要時間は15分程度です。静脈麻酔をかけるため意識はなく、眠っている間に手術は終了します。麻酔は喘息の方でも用いることが可能なものを使用しています。

中期(12週以降21週6日まで)の中絶

妊娠12週以降で子宮が大きくなると、手術を強行すると子宮頸管の動脈損傷など生命にかかわる事故となる可能性が高くなります。このため、分娩と同じような形で、中絶をしなければなりません。当然、分娩と同じ母体リスクに対応できる設備のある施設での入院が必要となります。当院では、ラミナリア桿(またはラミセル)とバルーンを用いて子宮頸管(子宮の入り口)を十分に拡げた上、子宮収縮薬プレグランディンを用いて行います。