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Vol.15 (発行:2017年11月1日)

学会情報

オーク会は、不妊治療における最新の情報や技術を得るとともに、当院での研究成果を発表するため、国内外で行われる学会に積極的に参加しています。

第58回 日本卵子学会学術集会

第58回 日本卵子学会学術集会: 2017年6月2~3日

「ARTにおける精子洗浄法の比較」

(高野 智枝,天野 奈美子,小畠 美智子,佐治 史惠,川北 彩夏,石川 瑞紀,垣井 麻莉,川口 章子,幸田 彩花,中森 萌,濱田 麻央,新田 美樹,中村 嘉孝)

第41回 日本遺伝カウンセリング学会学術集会

第41回 日本遺伝カウンセリング学会学術集会: 2017年6月23~25日

「遺伝カウンセリング後のERA(Endometrial Receptivity Array)検査がアウトカムを改善した例」

(船曳 美也子, 田口 早桐, 中村 嘉孝)

ESHRE 2017(ヨーロッパ生殖医学会 2017): 2017年7月2~5日

ESHRE 2017(ヨーロッパ生殖医学会 2017)

「Technique with intrauterine fiberscope and curettage of the endometrium (IFCE) improves the pregnancy rate for infertile patients with repeated embryo implantation failures
- a randomized controlled trial -」
IFCE(子宮内膜再生技術)は着床不全を繰り返す不妊症患者の妊娠率を改善する
~ランダム化比較試験~

(Funabiki M,Taguchi S,Hayashi T,Tada Y,Iwaki Y,Karita M and Nakamura Y)

第35回 日本受精着床学会総会・学術講演会

第35回 日本受精着床学会総会・学術講演会: 2017年7月20~21日

「子宮内膜着床能検査 (Endometrial Receptivity Array ; ERA ) の臨床効果に関する後方視的検討」

(天野 奈美子,田口 早桐,船曳 美也子,多田 佳宏,林 輝美,苅田 正子,岩木 有里,太田 岳晴,松原 高史,高野 智枝, 佐治 史惠,Louise Kate Young,小畠 美智子,紫藤 千鶴,山口 香織,小池 尚子,川北 彩夏,石川 瑞紀,中村 嘉孝)

オーク会不妊ブログより(抜粋)

卵子凍結数と子供を授かる確率

卵子凍結をするにあたって、どれぐらい貯めればいいのか?というアメリカのデータが出ていたので紹介したいと思います。
(Human Reproduction,vol.32,No.4p853-859,2017)
2011年から2015年にかけて520周期を検討したものです。
卵巣機能が問題ない方、不妊原因が卵管因子や男性因子の方に限定し顕微授精を行い、染色体異常のない受精卵の個数から推定した結果です。年齢に応じて採卵した卵子数と1人の子供を授かる確率を出しています。表にまとめてみました。

また、2人子供を授かるには、卵子20個だと34歳では66%、37歳39%、42歳7%の確率となっていました。

この結果から、貯める個数と貯められる現実的な個数(年齢に応じて)の両方を考えてみると、個人差はありますが、37歳ぐらいまでには卵子凍結していただけければ可能性が高くなると思われます。

あくまでも卵巣機能には個人差がありますので、一つの目安として、ご参考にしていただければと思います。

  10個 20個 30個 40個
Donor 卵子
(平均28歳)
80% 94%
34歳 75% 91% 95%
37歳 53% 75% 87% 92%
40歳 30% 52% 65% 76%
42歳 21% 36% 49% 60%
44歳 7% 15% 21% 26%

患者様からのお便り

希望を失いかけていた時に、もう一度夫婦で前向きに妊活にトライしてみようとオーク住吉産婦人科へ転院し、治療を再開することに。
先生やスタッフの方々のアドバイスもあり、治療も良い方へ進み、無事元気な赤ちゃんを産む事ができ、とても感謝しています。

治療+出産時にはもっと痛い思いをしましたが、そんな痛みが消える位、我が子に会えとても幸せです。
大変な思いをした分、より一層出産、子供を授かる事の重みを感じられていると思います。

不妊に関する主なニュース

来年度から事実婚にも助成 厚労省方針(7/13)

一部自治体を除いて、婚姻関係がなければ受けられなかった不妊治療の助成を来年度から事実婚のカップルにも広げる方針を厚生労働省が示した。
広げる対象は異性のカップルで、住民票など事実婚を証明できる書類を提出する必要がある。

2015年体外受精 最多42万件、赤ちゃんは20人に1人(9/11)

日本産科婦人科学会が11日までに、日本で2015年に行われた体外受精についての調査結果をまとめた。
2015年に行われた体外受精は治療件数も出生数も過去最多を更新し、体外受精は42万4151件で、赤ちゃんの約20人に1人に当たる5万1001人が生まれたと報告された。

S細胞から「卵子の元」作製に 成功 京大チーム(9/19)

京都大の斎藤通紀教授のチームが、マウスの実験でES細胞から作った生殖細胞に、ビタミンAやタンパク質を加え、卵子の元になる「卵母細胞」を作製すること成 功したと欧州分子生物学機構の科学誌電子版に発表した。
さらに卵子に変化させるには、卵巣に移植したり、体細胞と一緒に培養することが必要なため、チームは今後物質を加えるだけで卵子ができる技術の開発を目指す。
斎藤教授は「人に応用できれば、不妊治療に役立つ可能性がある」と話している。

これまでは、マウスのES細胞から精子や卵子の元になる生殖細胞を作り、卵母細胞に変化させるのに、マウスの卵巣の体細胞と一緒に培養していた。

Staff紹介

胚培養士 石川 瑞紀

胚培養士 石川 瑞紀

趣 味 身体を動かすこと
特 技 硬式テニス
好きなもの 旅行
メッセージ 皆様からお預りする精子、卵子のお世話をさせていただいています。また、最近では外来等でも僅かではありますが、お顔を合わせてお話をさせていただいています。
安心して治療に取り 組めるように丁寧に、わかりやすい説明を心がけておりますので、不安なことがあれば、お気軽にお声がけ ください。