
男性不妊の原因の中で圧倒的に多いのが、精子を作る機能に障害がある「造精機能障害」です。
精子の数が少ない状態です。程度により、人工授精、体外受精を行い、極端に少ない場合などは顕微授精の対象となります。
精子の運動率が悪い状態です。経過や状態によって、人工授精、体外受精、顕微授精を行います。
奇形の精子が多い状態です。正常な精子を選んで体外受精、顕微授精を行います。
精液中に精子が一匹もいない状態ですが、患者様の半数近くはTESE(精巣内精子採取術)によって精巣や精巣上体から精子を回収することができます。精子が一匹でも見つかれば、卵子に精子を直接注入するICSI(顕微授精)によって妊娠が可能となります。
WHOからの精子基準値を元に治療を行っています。
精液量 | 1.4ml以上 |
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精子濃度 | 1ml中に1,600万以上 |
運動率 | 42%以上 |
総運動精子数 | 940万 |
前進運動率 | 30%以上 |
正常形態率 | 4%以上 |
奇形数 | 96%未満 |
白血球数 | 1ml中に100万個未満 |