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移植後の妊娠判定が陰性だった患者様へ

着床しなかったときのオーク会の考え方

着床がうまくいかない要因として次のことが知られています。

1. 受精卵の状態:植物でいうと、種

もっとも大きな要因で、考え方にもよりますが、全体の70%は占めていると考えてください。
基本的には採卵して可能性を高めていくしかありません。
グレードが低くても妊娠の可能性はあります。
胚の染色体と元気さ(viability)によって、ある程度妊娠率は決まります。
個人差もありますが、年齢による影響が大きいです。

できるだけ早いうちに採卵をしておくこと、これが基本です。移植は「今」と「数年後」とで、結果に差はありません。

染色体は技術的には調べることが可能 。

2. 内膜の状態:植物でいうと、土

状態を知る検査:IFCE〔HF(子宮鏡検査)+子宮内膜生検〕、ERA、ALICE、EMMA

1)物理的な要因:子宮鏡検査
・子宮筋腫が内膜を圧迫している。
・卵管水腫や留膿腫があって、卵管から分泌物が子宮に流れていくことにより着床を阻害している。
・帝王切開後の切開創瘢痕部分に月経血が貯留して着床を阻害する。
・子宮内膜に筋腫やポリープがある。

2)質的な問題:IFCE、ERA、EMMA、ALICE
・慢性子宮内膜炎(炎症が起こりやすい状態になっている):IFCE〔HF(子宮鏡検査)+子宮内膜生検〕
・着床の窓がずれている:ERA(子宮内膜着床能検査)
・細菌叢(子宮内フローラ)のバランスが良くない:ALICE(感染性慢性子宮内膜炎検査)
・乳酸菌割合 :EMMA(子宮内膜マイクロバイオーム検査)

子宮内膜生検を行うことで、着床率がやや上がるという報告がありますが、子宮内癒着のリスクがあるため、頻繁に繰り返すことはできません。
EMMA、ALICEの診断に関しては、まだ結論がでていないと考えていますが、検査を希望される方は、受けて頂くことが可能です。

3. 自分自身の環境:植物でいうと、日当たりとか水やり

環境を知る検査:不育・着床不全検査

着床不全は、ごくごく初期の流産の反復に相当するという考え方があり、不育に関わる抗体が着床不全の原因になる可能性が示唆されています。
たとえば抗カルジオリピンβ2GPI抗体は、流産を引き起こす要因として知られています。凝固系の異常(血栓を起こしやすい)が起こり、流産になるのです。
着床不全に関しても、非常に多くの要因の関与が示唆されています。
しかし、どの項目も着床不全の原因と言い切れず、あくまで関与が示唆されているというレベルであることを重々承知いただきたいと思います。

当院で行う着床不全検査は、主に次のように分けることができます。
1. 凝固系の異常を引き起こすもの(不育症①②の検査)
2. 免疫の働きが強すぎる状態(不育症③の検査/平日のみ、予約検査)
3. ご夫婦の染色体検査(不育症④の検査/平日のみ、予約検査)
4. ビタミンDなど栄養の問題(不育症⑤の検査)

それぞれに陽性になった場合には、相談の上、是正のための治療を提案します。
当院のスタンスとしては、何度か(通常2~3回)移植して着床しない場合に着床不全検査を提案することが多いです。
しかし、高齢、卵巣機能低下など、移植のチャンスが極めて少ない場合には、初回移植の前に提案させていただくこともあります。

重ねて書きますが、個々の項目は、「うまくいかない要因かもしれない」というレベルです。
いくつかの項目で陽性に出ることも多く、もし陽性に出た場合はその是正のために出産前まで投薬や注射、それにまつわる血液検査を受けなければなりません。
非常に過剰な診療になる可能性がありますので、バランスを考えながら検査を提案していきます。
ただし、ご本人が充分納得された上で初回移植の前に全項目に関して検査を希望される場合は、ご希望に応じます。

医療法人オーク会

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