IFCEのテクニック

IFCEは、ただ単純に内膜を引っ掻けば良い、ということではありません。オーク会では、ポリープの有無や子宮の形態など子宮鏡の所見とあわせて総合的に判断し、高い技術力をもって、患者様一人一人に最適な内膜生検、ET(胚移植)を行っています。

子宮内膜ポリープの有無

反復着床不全の患者様に子宮鏡検査を行うと、高い割合でポリープが見つかります。
当院では、子宮内膜ポリープを

  1. 超音波や子宮卵管造影、ソノヒステログラムなど子宮鏡以前の検査で、存在が推定できる内膜マクロポリープ
  2. 子宮鏡での注意深い観察により初めて発見が可能な小型の内膜マイクロポリープ

の2種類に区別しており、それぞれ以下のように独自の治療を行なっています。

  • マクロポリープ → ポリープ切除術
  • マイクロポリープ → 多発性であることが多く、小さすぎて切除不能。上述の慢性子宮内膜炎の合併が多く(約6割、後述)、このようなケースには抗生剤治療が有効
  • 無ポリープ群 → 子宮内膜生検

各治療後の胚移植成績は改善し、マクロポリープ、マイクロポリープ、無ポリープ群で同等であることを、報告しました (Kitaya K, et al., Human Reproduction, in press, 2012; doi: 10.1093 ⁄ humrep ⁄ des323) 。

すなわち、ポリープの有無、そのタイプによって治療方針を選択することが肝要なのです。