ドクターからのメッセージ

田口早桐ドクターからのメッセージ

田口早桐ドクター写真

私も不妊症だった

結婚して1年ほどしてからの事。なかなか子供ができないので冗談半分に、主人の精液検査をしてみたのでした。
診察室の顕微鏡を覗くと、そこには精子がほとんどいません。普通は数百匹いるはずの精子が、辛うじて数匹、力なく泳いでいるだけでした。主人は乏精子症だったのです。

本当かどうかは知りませんが、「医者は自分の専門分野の病気にかかる」というジンクスがあります。
私の博士研究は「抗精子抗体による不妊」。
まさかと思いましたが、目の前の事実は明らかでした。

この日から、私自身の不妊治療がはじまりました。自分の職場での治療ですが、外来や手術など、毎日スケジュールが詰まっています。もちろん、主人も仕事が忙しい。なんとかスケジュールを調整しながら、顕微授精をしました。

しかし、1回目、2回目、3回目と妊娠せず。「一度で妊娠するとは限らない」とは頭でわかっていても、その度ごとに、焦りが募ります。3回目で妊娠反応が出なかった時には、本当にイライラしましたが、この時、いつも自分が患者様に言っていることを思い出したのでした。「体外受精は確率論、一喜一憂せずに、淡々と回数を重ねていこう。」自分自身が本当にそう思えるようになって、憂鬱だった毎日が、楽になりました。そして、ついに6回目で妊娠に成功しました。

「不妊なのかも」と悩んでいる方へ

本当に不妊症なのか、どんな治療が必要か、診察を受けなければ、何も始まりません。 事実に直面するのはつらいですが、勇気を出して、医療機関を受診してください。

「仕事が忙しいから」とおっしゃる方へ

自分への言い訳にしていませんか。例えば、夜の診察のある医療機関なら受診できませんか。 また、入院の必要ない医療機関なら、仕事を続けながらIVFを受けられませんか。

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