
こどもが産まれる、ということは、女性の卵子、男性の精子が出会い、ひとつの受精卵ができる、ことから始まります。
                                        海堂尊原作の映画「ジーンワルツ」で、主人公の女医が医学生への講義で、「妊娠は奇跡の連続です。」といっていましたが、その通りだと思います。
わたしが結婚したのが37歳。
                                        それから、42歳をすぎて妊娠、出産するまで、タイミング人工授精、10回の体外受精を経験しました。
                                        その間には1回の流産もありました。
                                        妊娠してからも無事に産まれるかという不安もありました。
                                        こういった経験が皆様の治療に参考になればと思います。
わたしも、最初は、今まで自分が治療して成績を挙げていたので自分もすぐ妊娠するわ、と思っていました。
                                        ところが、なかなか成功しません。
                                        年齢の壁は自分が思っていたより厚かったことに、身をもって実感することになってしまいました。
                                        また、やっと妊娠したのに流産したときは、さすがに、落ち込みましたが、前向きにならないと進まない、と周囲に励まされ、がんばることができました。
わたしが結果をだせたのは、一つは自分に知識があったので、これでだめならこうする、とか、自分なりに計画をたてることができたこと。また、周囲も医療従事者が多かったので、治療に対して理解があったこと。
                                        そして、治療に時間の融通がついたこと。という、環境が大きかったと思います。
                                        なので、皆さんにも同じようにしていただけるように、不妊セミナーやカウンセリングでお話ししたり、時間も1年365日の診療体制をとっています。
人生は、自分の思い通りに簡単にいかないこともあるかもしれません。
                                        でも、どういう人生を送るかは自分できめること。
                                        こどもがほしい、と思われる方に、私たちは全力でお手伝いしたいと思っています。
船曳美也子ドクターの書籍「女性の人生ゲームで勝つ方法」が主婦の友社より発売されています。
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