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男性不妊

 

MD-TESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)

 

TESE

男性不妊の中で最も深刻な症状である無精子症の場合には、当院ではTESE(精巣内精子採取術)をお勧めしています。一般的には、漢方治療などの方法もありますが、時間がかかってしまい、その間にパートナーの女性の年齢も上がり、妊娠率が下がってしまうからです。

 

従来では妊娠することは不可能と考えられていた、無精子症と診断されても、精巣などから1匹でも精子が見つかれば、ICSI(顕微授精)と組み合わせることにより、妊娠できる可能性があります。

 

当院では積極的に「MD‐TESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)」などの高度先端医療に取り組んでおり、実際、これらの治療で患者様の半数近くに精子が見つかり、ご妊娠されています。精子をつくる機能は正常に働いているにも関わらず、精子を運ぶ管が詰まっていて精液中に混ざらない場合や、造精機能が低い場合も、精巣に精子が見つかりさえすれば、TESEによって顕微授精が可能になります。

 

TESEとは、陰嚢を0.5cm~1.0cmほど切開し、精巣内の精細管と呼ばれる小さな組織を採取する方法です。その中でも、少しでも多くの精子を採取できるように、全身麻酔をかけて顕微鏡下に精巣内をくまなく観察する方法をMD‐TESEといい、当院では主にこの方法を用いています。

 

精巣から採取する精細管は、精子がいる可能性が高く状態が良いものを選び、その組織の中からエンブリオロジストが何時間もかけて一匹の精子を探し続けます。回収できる精子は少ないため、見つかった精子でICSI(顕微授精)を行います。

 

精子が凍結可能な場合もありますが、非常に数が少ない場合、凍結によるダメージで、精子を次回使えない可能性があります。当院では、卵子の回収とMD-TESEを同時に行い、よい状態での受精を目指しています。とくに、FSHが高く、非閉塞性無精子症の場合、手術前に精子が確実にとれるかどうかの判断をする検査がなく、実際にはTESEをしてみないと、精子がとれるかどうかはわかりません。とにかく、精巣を確認して精子を見つけにいくことが、妊娠の重要なステップとなります。

 

精巣には男性ホルモンを分泌する重要な働きがあり、通常無精子症の方は男性ホルモンの値が低いこともあって、手術により、ホルモン値が非常に低くなることがあります。手術後時間が経てば、ある程度回復はしますが、同時に両側の精巣を手術した場合に、男性ホルモンがなくなり、身体的に問題を起こす可能性が否定できません。そのため、当院では片側の精巣のみの手術を行っています。

 

通常は日帰りの可能な手術ですが、体調がすぐれないときや、ご希望によっては、入院が可能です。また、術後の急変にも24時間体制で対応しています。

 

 

 

診察をご希望の場合は、お問い合わせの上、男性不妊外来の時間帯にお越しください。
診療時間は、こちらでご確認ください。

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