日本アンドロロジー学会、精子形成・精巣毒性研究会に参加しました

日本アンドロロジー学会、精子形成・精巣毒性研究会に参加しました

こんにちは 多田です。

6月13日に日本アンドロロジー学会および精子形成・精巣毒性研究会に参加してきました。
今回は精子形成・精巣毒性研究会の演題をよく聴いていました。

同研究会は、基礎的な分野が多く動物実験などで検証された発表もあります。
今回の学会での興味深い発表のひとつとして、時間毒性学から見た精巣毒性~生体リズムと毒性の発現~(大谷勝己、独立行政法人・労働安全衛生総合研究所)があり、勉強させていただきました。

生体時計はほぼ24時間周期になっているのですが、マウスを使って、明暗条件をかえることにより、通常の生活リズム、昼夜逆転の生活リズム、シフト環境条件(1週間単位で不規則に明暗を変化させる)に分けて検討していました。
結果はシフト環境条件下でのマウスの精子数や精子運動能が有意に抑制されたとのことでした。

不規則な生活は、ストレスのひとつと言い換えることが出来ると思うのですが、その環境下では、生殖能力は低下します。

現代社会では、コンビニエンスストアーも24時間営業していますし、そのほか工場も24時間操業しているところもあります。もちろん個人差はあるとは思うのですが、そのような環境下で、不規則な生活をしていくことは、生殖能力にとってはあまりいい影響を及ぼさないと予測されます。