Oak Journal Review:0PNまたは1PN由来胚盤胞を移植した場合の妊娠および新生児の転帰

Oak Journal Review:0PNまたは1PN由来胚盤胞を移植した場合の妊娠および新生児の転帰

検査部の奥平です。
5月24日に院内で開催された勉強会より、論文紹介(Oak Journal Review)の内容をお届けします。

今回ご紹介する論文は、
Obstetric and neonatal outcomes after the transfer of vitrified-warmed blastocysts developing from nonpronuclear and monopronuclear zygotes: a retrospective cohort study.
Li M, Huang J, Zhuang X, Lin S, Dang Y, Wang Y, Liu D, Li R, Liu P, Qiao J.
Fertil Steril. 2021 Jan;115(1):110-117. doi: 10.1016/j.fertnstert.2020.07.019.
です。

生殖補助医療において、正常な受精は、受精後16~18時間後に2つの極体と2個の前核(2PN)の存在によって確認されます。受精確認の際、0前核(0PN)および1前核(1PN)の卵も見られますが、一般的にそれらは受精の異常または失敗によるものだと考えられています。しかし、0PNまたは1PNであっても正常に受精している場合もあり(その理由については動画内で詳しく説明しています)、順調に胚発育し、胚盤胞まで到達することは珍しいことではありません。品質についても、2PN由来の高品質な胚盤胞と同等の形態を示すことがあります。

そのような場合、0PNまたは1PN由来の胚盤胞であっても移植して構わないのでしょうか?また、2PN由来の胚盤胞と比べて移植成績や胎児の転帰に違いはあるのでしょうか?
今回の論文では、そのような疑問に対する答えを示しています。
詳細は動画をご覧ください。