不妊内科診療を始めました!抗セントロメア抗体に対する治療を始めます!!

不妊内科診療を始めました!抗セントロメア抗体に対する治療を始めます!!

医師の田口早桐です。

多核など抗セントロメア抗体陽性による受精障害に対してステロイドの処方が有効であることが確認されつつあります。

しかし量や期間に関してはまだまだ知見が定まっておらず、個々の状況を見ながら変更していかざるを得ないのが現状です。
少量で効果が得られない場合、増量せざるを得ませんが、抗体による明らかな症状がない場合が多く、抗体に関して内科に相談しても、受精障害の実態が理解されないことも多く、処方不要との診断を受けてしまうことが多いのが現状です。
しかし、強く挙児を希望されている患者様にとって、肉体的精神的経済的負担を伴う顕微受精ですら移殖可能な受精卵を得られないという悩みは切実で、当院としては何とかしてこの状況に対応する方法を検討してまいりました。

今回、ステロイド使用に関して経験豊富な内科医師を招聘し、不妊内科外来を立ち上げることで、ステロイド処方の管理が院内で出来ることとなりました。1度の周期では残念ながら結果が得られない場合もありますが、ある程度まで増量して効果を判断します。
ただし、あくまで医学的適応外で、保険外診療であること、ご本人の体調を勘案しながらの使用になること、副作用の可能性を否定できないこと等をあらかじめご了承いただいた上での使用になります。

その他、不育症に関係する甲状腺ホルモン異常や耐糖能異常に対する治療も行い、積極的に妊娠に対して最適な体内環境を整えていきたいと思っています。今のところまだ週一回ですが、必要あれば回数を増やしていきたいと思っています。
またやや余談になりますが、現在の担当医である安宅鈴香医師はご本人も体外受精の経験をお持ちですので、いろいろと相談に乗っていただけると思います。

まだまだ確立された方法とは言えませんが、幸いにも多くの患者様が来院して頂くことで皆様の次の治療にも繋がっていると思っております。是非一度ご相談にいらしてください。