ミズイロと学ぶ!移植日で産月は決められる?(前編)ミズイロと学ぶ!

ミズイロと学ぶ!移植日で産月は決められる?(前編)ミズイロと学ぶ!

体外受精では、移植をする日から出産予定日を予測することができます。ただ、妊娠が成立しているわけではないので、あくまで目安でしかありません。

今回、漫画『胚培養士ミズイロ』(7巻42話)に登場するカップルは、生まれてくる子の成長や教育を考えて、4月2日以降から5月に出産したいと望んでいます。早生まれになるのを避けて、発育で遅れをとりにくい春生まれにしたいのです。

「学年を考えたい」「仕事復帰を逆算したい」など、さまざまな理由から生まれてくる子の誕生月を考えるカップルは少なくありません。
体外受精を受ける・受けないに関わらず、こうした願いを持つことはごく自然なことです。今回は、この「移植日」と「産月」についてお話します。

「○月生まれにしたい」という気持ち、珍しくありません

保活(保育園活動)や仕事復帰を考える人もいれば、上の子との年齢差を考えるケースもあります。

とくに小さい頃は、月齢による発育の差が大きく見られます。

たとえば、生まれたばかりの0か月の子と、お座りができる6か月ごろの子、歩き出そうとする11か月ごろの子が、同じ学年になることもあります。
日本の学校制度では、1学年は「4月2日~翌年4月1日」までに生まれた子で構成されるため、小学3年生ごろまでは月齢による発育の差が見られることがあります。
カップルのどちらかが早生まれで、小さい頃の体格差などを気にしていた経験があったり、「早生まれだったから小さい頃は心配したのよ」という話を親から聞いたりすると、自分たちの子どもの産月が気になるのも自然なことですね。

また、子育ての先輩からいろいろ聞いて…という人もいるかもしれません。

体外受精では出産予定日を計算しやすい

体外受精では、凍結胚・新鮮胚を問わず、胚移植日から出産予定日を予測することができます。
移植した胚のステージによって数日前後しますが、5月に胚移植をすると翌年の1~2月が出産予定になります。

ミズイロに登場したカップルのように4~5月生まれの子を授かりたい場合は、7月下旬から9月上旬ごろの胚移植が、ひとつの目安になるかもしれません。担当医師とよく相談しながら計画を立てましょう。

引用元:漫画「胚培養士ミズイロ」おかざき真里 小学館 週刊スピリッツ連載 単行本第7巻第41話より

ただし、この計算は妊娠40週0日で生まれてくる場合を基準にしています。実際には、赤ちゃんが生まれてくるタイミングには幅があります。

医学的に「正期産」と呼ばれる、赤ちゃんの発育が十分で、医学的に成熟していると考えられる時期は妊娠37週0日から41週6日です。この期間内であれば、一般には問題なく経過することが多いとされています。実際、妊娠38~39週での出産が全体の半数以上を占めます。

移植日から産月を見通すことはできますが、それはあくまで目安。前後数週間のずれは十分ありえることを、頭に入れておくといいでしょう。
では実際に、赤ちゃんはどのタイミングで生まれてくるのでしょうか。
次回は、お産が始まるしくみと、「いつ産むか」という計画との向き合い方についてお話します。

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次回へ続く

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