Oak Journal Review: 5日目胚盤胞と6日目胚盤胞では、胚の倍数性および移植成績に差はあるか?

Oak Journal Review: 5日目胚盤胞と6日目胚盤胞では、胚の倍数性および移植成績に差はあるか?

検査部の奥平です。
1月17日に院内で開催された勉強会より、論文紹介(Oak Journal Review)の内容をお届けします。
今回ご紹介する論文は、

Comparison of day 5 blastocyst with day 6 blastocyst: Evidence from NGS-based PGT-A results.
Tong J, Niu Y, Wan A, Zhang T.
J Assist Reprod Genet. 2022 Jan 10. doi: 10.1007/s10815-022-02397-0.

です。

胚染色体の異数性(染色体数異常)は、胚の着床不成功や流産の主な原因であることはよく知られています。この異数性を調べる手法として着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)があります。しかし、国ごとの事情や費用の面などから、誰もがPGT-Aを受けられるわけではありません(ちなみに日本では学会で規制されており、現在臨床研究として実施されています)。よって、PGT-Aを行わない(行えない)治療周期において、非侵襲的に正倍数性の可能性が高い胚を選択する方法が望まれています。

話は変わりまして、胚盤胞形成日に関して分かっている事として、5日目の胚盤胞移植は6日目の胚盤胞移植よりも高い妊娠率を示すことがいくつかの研究で報告されています。
そこで本研究では、次世代シーケンサー(NGS)によるPGT-Aの結果を用いて、5日目胚盤胞と6日目胚盤胞の倍数性および移植成績を比較しています。そして、胚盤胞形成日と胚の倍数性の関係を調べ、非侵襲的に正倍数性の可能性が高い胚盤胞を選択することを目指しています。
詳細は動画をご覧ください。