誤読

誤読

理事長の中村嘉孝です。

『杏仁豆腐はキョウニンドウフが正しい! 大人が読み間違うと恥ずかしい漢字 』(根本浩著 中公新書ラクレ)という本を見つけました。

医学用語でも、誤読が定着し、慣用読みになってしまっているものがいくつもあります。
不妊治療の分野でもよく出てくる「腹腔鏡」の「腹腔」。正しいのは「フクコウ」なのですが、「フククウ」という誤読がすでに定着しており、講義でも学会でも「フククウ」ですし、医学辞書でも誤読の方で出てきます。

しかし、医学用語にまして難解なのは、料理のメニュー。和食のお店の達筆で書かれたお品書きなど、できればあと一手間かけて、ふりがなを振っておいていただければ助かるのですが。

以前、銀座の蕎麦屋に行ったときのこと。メニューに「生粉そば」というのを見つけ、「ナマコそばを下さい」と注文したら、若い女性店員が「キコそばの事ですね」との返事。
酒肴に「生蛸」をもらおうと思って「キダコを一つ」と言ったら、「いや、それはナマダコですね」とたしなめられました。

先の本のタイトルには、「大人が読み間違うと恥ずかしい」とありますが、筆者は高校の先生で、まだ、30台の方のようです。
たぶん、あと数年したら、何一つ恥ずかしくなくなると思いますよ。