不妊に関するニュースをお届けします 2015年8月…その2

不妊に関するニュースをお届けします 2015年8月…その2

不妊に関するニュースをまとめて、定期的に発信しています。

客観的な事実に基づいたニュースをお届けします。
2015年8月の主なニュースです。

*体内時計ズレ調整で不妊症改善の可能性
 阪大などの研究チーム、マウス実験で解明
http://www.sankei.com/west/news/150821/wst1508210036-n1.html
(2015/8/21 9:02)

<このニュースのポイント>

  • 体内時計のずれを縮めることで不妊症の改善に繋がる可能性があると発表
  • 性周期不全のマウスを照明を使って昼夜時間を1対1に調整すると症状の改善傾向が見られ、回復に

<サマリー>
加齢に伴い、体内時計がずれることで不妊症の一因になることが発表されました。
このずれを縮めることで不妊症の改善につながる可能性があると報告されています。

この実験では雌のマウスを使って体内時計の周期をずらして行われました。
そのなかで生後2~6ヶ月の雌のマウスでは生殖機能は正常であったが、生後8~12ヶ月の雌のマウスでは性周期不全などの症状が現れたということです。

生後8~12ヶ月のマウスは人間でいう30代半ば~40代にあたります。

なお、照明を使って昼夜時間を1対1に調整したところ、症状が改善され、妊娠効率も野生型マウスと同程度に回復したそうです。

今回の結果から体内時計は人間にも備わっていることから、加齢変化を考慮した規則正しい生活を整えることが妊活の一つにもなりえる、といえるそうです。

当院では、体外受精セミナーを定期的に開催しています。詳細はこちらまで。