第67回日本生殖医学会学術講演会で口頭発表しました

第67回日本生殖医学会学術講演会で口頭発表しました

医師の伊元です。

先日、パシフィコ横浜で開催されました第67回日本生殖医学会学術講演会に参加し、「ERA(子宮内膜着床能)検査の効用は患者の年齢に依存するかもしれない」という演題で口演発表させていただきました。 

座長の先生より、当院でERA検査の他に着床に関する検査はしているのか、また、ERA検査の有効期間についてのご質問がありました。どちらも今後の課題となるご質問です。

当院では反復着床不全に対する検査としてERAだけでなく、EMMA、ALICE、IFCE、不育症採血検査等があります。どの検査も患者様と相談の上、必要な時期に検査を行ないます。また、子宮内膜生検の有効期間は様々な論文で議論されていますが、ERAについてはまだ議論されていません。今後、ERAの有用性を示す要素の検討だけでなく、有効期間についても検討すべき課題の一つであると思いました。


朝早くの発表であるにも関わらず、理事長をはじめ多くの先生方、培養士の方が聴きに来てくださり、良い緊張感の中で発表する事が出来ました。学会発表に関して助けていただいたオーク会スタッフの方々に感謝いたします。