日本生殖学会学術講演会に参加しました

日本生殖学会学術講演会に参加しました

こんにちは。検査部の川口です。

先日、横浜で開催された第61回日本生殖学会学術講演会に行って来ました。

今回、多くの講演がありましたが「インジェクションピペットの外径の差が、ICSIの成績に及ぼす影響」という講義に興味を持ったので紹介します。

インジェクションピペットとは、ICSI(顕微授精)を行う際に卵の中に不動化した精子を注入する際に用いる微細な針です。

発表では、外径が5.0μm、6.5μm、7.0μmのインジェクションピペットを用いて ICSI(顕微授精)を施行し ICSI後の培養成績を比較していました。

結果、受精率は5.0μm、6.5μm、7.0μmで有意な差はなく、胚盤胞形成率および良好胚盤胞形成率は7.0μmに比べ5.0μm、6.0μmの方が有意に高かったとのことでした。

以上の事から、 ICSIを施行する場合のインジェクションピペットは外径7.0μmよりも細いものを使用した場合に卵への負荷がなく胚盤胞形成率および良好胚盤胞形成率が高くなる可能性があるとのことです。

当院では6.0μmのインジェクションピペットを使用していますが、インジェクションピペットの外径の他にも、 ICSIの際に卵に影響を与える要因がたくさんあるので、より多くの良好胚盤胞を得るために様々な面から検討を行っていきたいと思います。