不妊に関するニュースをお届けします 2015年6月…その2

不妊に関するニュースをお届けします 2015年6月…その2

オーク会事務部です。

不妊に関するニュースをまとめて、定期的に発信しています。

客観的な事実に基づいたニュースをお届けします。
2015年6月の主なニュースは次の2つです。

*性器クラミジア:最も広がる性感染症 不妊症の原因にも(2015.6.20)

  • 性器クラミジアは国が指定する5種類の性感染症の中で最も多く広がっている
  • 性器クラミジアは不妊症の原因になるほか、妊婦が感染すると流産、早産につながる可能性もある
  • ピーク時より減少しているが、男性の半数は無症状のため感染が広がっているおそれも

<サマリー>
性器クラミジアは国が指定する5種類の性感染症のなか、国内で最も多く広がっている病気です。
感染すると不妊症の原因にもなり、妊婦さんが感染すると流産、早産につながる可能性があります。

厚生労働省の集計によりますと感染者は2002年の4万3,000人をピークに減少し、2014年には2万5,000人となりました。しかし、受診した8割は女性であり、男性は無症状のために受診しない人が多い状態だと言われています。感染を防ぐには、性行為の際にコンドームを使用するなどの予防策を講ずることが望まれます。

*リンゴ病患者、前年同期の2.6倍…妊婦は注意(2015.6.20)

  • ウイルス感染症の伝染性紅斑(リンゴ病)が流行中、くしゃみやせきにふれたり、吸い込んだりすることで感染
  • 妊娠初期の感染には、まれに胎児の病気や流産などの恐れ

<サマリー>
ウイルス感染症の伝染性紅斑(リンゴ病)が流行しています。
日本産科婦人科学会は妊婦がリンゴ病に感染すると、まれに胎児の病気や流産の原因になる原因となるため、マスクや手洗いによる予防の呼びかけを行っています。

リンゴ病は感染した人のくしゃみや咳にふれたり、吸い込んだりすることによって感染します。
感染すると約75%の方に風邪のような症状のほか、頬がリンゴのように赤くなったり、手足にレース状の発疹が出たりします。

6月1~7日に全国約3000か所の定点医療機関からの報告によると2,039人が感染しているそうです。

心配な症状が出た場合や、周囲で感染してしまった人がいる場合には医師に相談をしてみてください。

当院では、体外受精セミナーを定期的に開催しています。詳細はこちらまで。