ASRM2014(アメリカ生殖医学会)に参加しました

ASRM2014(アメリカ生殖医学会)に参加しました

培養士の佐治です。

先日、アメリカ生殖医学会で、卵子及び胚のいろいろな凍結法を体験するセッションに参加しできました。

ほぼ確立されつつある凍結技術ですが、更なる改良を求めて日々試行錯誤している研究者たちの努力を肌でひしひしと感じました。

当初は、当院で現在でも十分な結果が得られている方法を少しでも改良できないかという軽い気持ちで参加したのですが、いざ蓋を開けてみると各々独自の方法を編み出していて、それを熱心にレクチャーしてくれました。

凍結用具や試薬の開発にも熱心に取り組まれていて、まだまだ発展途上なのだと実感しました。

学会でも凍結に関する発表が数多くあり、当院でも最近増えている卵子凍結について、ドナー制度が普及しているアメリカならではのデータは非常に参考になりました。

ちなみに、理事長が心配していた飛行機は無事飛んだのですが、到着した日は窓の外はごうごうと風が吹き荒れていて、ホテルから見える海もすごい波しぶきをあげていました。
ニュースでは台風情報ばかり、台風に慣れていないハワイでは大騒ぎで、私たちも不安な夜を過ごしました。
最終日にようやく青空が見ることができて、ハワイに来たと実感できた私たちでした。