月経の乱れ

月経の乱れ

医師の田口早桐です。

暑い日が続いています。
今年は少し気温が低いと聞いていましたが、実感がありませんね。

ところで、六月から今ぐらいにかけて、月経が乱れる方が非常に多いのをご存知ですか?月経は、排卵に引き続いて起こりますが、卵子を成長させて排卵を起こすホルモンは、視床下部と呼ばれる間脳の一部から分泌されます。

この視床下部というところは非常に重要な部位で、体温の調節中枢や摂食中枢などもあり、総合的に自律神経をコントロールする、まさに体の司令塔の役割を果たしているのです。

様々な形でストレスを受けると、自律神経が乱れ、それがホルモン分泌に影響を及ぼして、ひいては排卵障害、月経不順をひきおこします。

梅雨のころから気温がぐっと下がったかと思うと、翌日は真夏のような暑さになったりと、気温の変化が激しく、体温を調節するのに、体は必死です。こうしたストレスが、視床下部に影響を及ぼし、ひいては排卵障害、月経不順を引き起こしてしまうというわけです。

不妊治療中の方など、「いつもはきちんと排卵するのに、今周期は卵胞の発育が異常に遅い。」と心配したり、いらいらしたり、しがちです。

そのストレスがさらに自律神経の乱れを引き起こし…、と悪循環に。暑さで食欲も減り、睡眠も浅くなりがちなこの時期、とくに体調管理に気をつけ、ストレスをためないように心がけましょう。