マンジャロと妊娠 ― 体重管理の新時代へ

マンジャロと妊娠 ― 体重管理の新時代へ

不妊治療において「体重管理」は欠かせません。体重が増えすぎると 妊娠率が下がり、流産率が上がる ことが知られています。妊娠後も母体・胎児にさまざまなリスクが増えるため、治療の前に減量を行うことが大切です。

一方、BMIが高い場合や急に体重が増加した場合など、たった 5%の減量 でも妊娠率が上がると報告されています。小さな努力が大きな結果につながるのです。

当院は10年以上にわたり「オーク式ダイエット」を提供してきました。サノレックスを用いた Very Low Calorie Diet により、多くの方が減量に成功し、その後妊娠へとつながる実績があります。リバウンドも少なく、あっても緩やかでした。

現在はさらに効果的な減量を目指し、GLP-1受容体作動薬(オゼンピックなど)に加えて、マンジャロ(チルゼパチド)を活用するプラン を導入しています。

オゼンピックがGLP-1というホルモンのみに作用するのに対し、マンジャロはGLP-1に加えてGIPという別のホルモンにも作用する「二重作動薬」であり、より強力な血糖改善と体重減少効果が期待できます。

なぜ、GIPにも作用することで効果が増強するのかー最新の Cell Metabolism 掲載論文によると、その理由は 「GIPが脳への道を広げる」 ことにあります。

GLP-1薬は、視床下部のバソプレシン神経に作用することで体重減少を起こします。その通り道にあるオリゴデンドロサイト(グリア細胞)に GIP が作用すると、

①髄鞘のリモデリング
②血管の柔軟性向上
③GLP-1薬の脳内アクセス増加

が起こります。この結果、GLP-1が神経にしっかり届き、より強力な体重減少効果 を発揮するのです。つまりマンジャロの「GIP成分」は、GLP-1薬の通り道そのものを整え、治療効果を最大化している可能性があるのです。

「体重を整えること」は妊娠に向けた最初の一歩。
 オークではこれからも、最新の科学的エビデンスに基づいたサポートを提供してまいります。

Cell Metabolism 誌より

【関連リンク(外部リンク)】
https://www.cell.com/cell-metabolism/fulltext/S1550-4131(25)00355-9


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