不妊に関するニュースをお届けします 2015年11月

不妊に関するニュースをお届けします 2015年11月

オーク会事務部です。

不妊に関するニュースをまとめて、定期的に発信しています。客観的な事実に基づいたニュースをお届けします。

2015年11月の主なニュースです。

*がん治療で不妊リスク…患者の精子・卵子、凍結保存に指針
(2015/11/2)

<このニュースのポイント>

  • 日本癌治療学会はがん患者の卵子や精子を治療前に冷凍保存するための指針作りに着手
  • 抗がん剤や放射線治療は不妊のリスクを高めるため、医療行為として卵子の冷凍保存を認める見解
  • 2年後を目処に全国の医療機関にがん患者に対する指針を周知予定

<サマリー>

日本癌治療学会はがん患者の卵子や精子を治療前に冷凍保存するための指針作りを始めたことを発表しました。もともと抗がん剤治療や放射線治療の影響から不妊のリスクが高まるため、治療前に卵子や精子を冷凍保存するための取り組みが医療現場で広がっていました。
しかし、がん治療による不妊リスクなどの情報が患者に十分に伝わってないとされることから指針作りに着手することになりました。

全国の医療機関に2年後には周知ができる予定で進められています。
こちらの指針にはがんになった臓器や治療法ごとの不妊リスクや、卵子の採取に適した年齢などに関するものが盛り込まれるものになるようです。

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