赤ちゃんを授かることができました

赤ちゃんを授かることができました

こんにちは。培養師の市下です。

このたび産休に入らせていただくことになりました。
2010年の3月にこのブログで体外受精をする宣言をして、ようやく赤ちゃんを授かることができました。

私の治療内容ですが、一般的な注射をしてたくさん卵をとっていくshort法で排卵誘発をおこない、採卵をしました。

よく患者様からの質問で一番多いのが、採卵は痛くないですか?という質問です。
私は痛みは大丈夫でした。麻酔をしてもらい寝ている間に終わったという感じです。朝に採卵して、昼まで休憩し午後からは取れた卵に自分で顕微授精を行いました。

その周期は卵がたくさん取れたため、卵巣がはれないようにうまくいった卵を凍結保存しました。
その後凍結卵を使って3回融解胚移植したのですが、3回ともうまくいきませんでした。
まだ凍結卵は残っていたのですが、もう一度採卵し、その時もうまくいったものをすべて凍結し、その後の4回目の融解胚移植で妊娠することができました。

正直1回目でうまくいくとは思っていませんでしたが、2回目か3回目ではうまくいくだろうと思っていたので3回目がだめだったときはかなり落ち込みました。

何で妊娠しないんだろう?何が悪いんだろう?
私は培養士なので、何が悪いわけでもなく、ただ繰り返していくしかないとわかっていても落ち込みました。

1ヶ月に1回しか移植できないし、時間ばかりたっていくことにイライラしました。
外来で患者様とお話する機会が多くありますが、患者様も何回か妊娠判定がダメだったときにもう治療をやめようかと言われる方が多くいらっしゃいます。

仕事や家事をしながらの通院は本当に大変だと思いますが、あきらめず治療を続けていってほしいと思います。
私も無事に元気な赤ちゃんを出産し早く仕事に復帰して、この経験をいかし、皆様のお力になれるよう頑張りたいと思います!!