第39回日本受精着床学会に参加しました 2

第39回日本受精着床学会に参加しました 2

医師の多田です。
受精着床学会参加の続きです。

精子にいい生活は、規則正しい生活やビタミンを含んだ食事をとると書きましたが、そのほかにも、精子は高温に弱いため、長時間の入浴、また、股関節の血流に影響するため、サドルが硬い自転車に長時間乗ることは避けたほうが良いなどの報告もあります。
電磁波に気をつけたほうが良いともいわれています。

入浴やサイクリングなどはリフレッシュにもなりますし、適度な運動は、有酸素運動を行うことで、心身ともに良い影響を与え質の良い睡眠をとることにつながると思います。
どれくらいまでが問題ないかは、はっきりしませんが、疲れ切る程するのは良くないと思うので、30分から1時間くらいであれば、まったく問題ないと思います。

あとこの時期、気温が35度を超える状態で運動をすると、体に生じた熱が放熱されず、40℃を超える体温になるようです。(日本スポーツ協会 ホームページ参照)当然、熱中症になってしまうくらいなので、十分注意が必要です。
精子自体は作られる温度が、32~33℃くらいなので、運動をしなくても、炎天下に長時間いることはあまりお勧めできません。