セミナー参加報告-6

セミナー参加報告-6

さて、セミナー主催者のニューヨークのクリニックは高齢不妊専門に特化していて、患者さんの平均年齢は、なんと46歳。

セミナーでは論文になっていない高齢不妊治療について彼らが蓄積してきたノウハウを聴くことができ、非常に参考になります。

しかし、これほどの年齢だと高刺激では逆に卵が育たない。彼らの「低刺激は誇大宣伝」という批判に矛盾するようですが、患者の偏りの結果として低刺激が多くなる。

彼らはパーソナライズ治療の信奉者であり、一般論ではなく、できるだけ個別の患者さんに合った治療を選択すべきだと考えている。

一方で彼らも認めているのは、画一的な治療をする方が精度が上がるということ。低刺激なら低刺激だけにする方が、ラボの運営も安定します。

大手クリニックが個人クリニックより優れていたのはこの点につき、商業主義だから商業レベルのラボを運営できたといえる。しかし、それは「うちの技術は、なんとか法だ」と誰でも強引にその治療法に誘導してしまうことになります。

患者一人一人に異なった治療方針を立てるのが正しい。一方で、画一的な診療・ラボ運営をしないと品質管理(QC)が著しく低下することは間違いない。QCや爆発的に増える管理コストはどうするのか。

弊院は当初からずっとこの問題に取り組んできましたが、解決のヒントはスーツにありました。そうです、服の「スーツ」。

男物についてしか知りませんが、15年くらい前からでしょうか、オーダーメードのスーツの店がたくさん出来て、非常に安く、既成と同じくらいの値段でできるようになっていますよね。

これはCADやコンピュータ制御の裁断、縫製技術が発達したためです。もちろん、パターンオーダーもコンピュータも、昔からありました。しかし、近年になって急に発達したのは、ITの進歩を実際の作業に落とし込むノウハウを積み上げ、問題なく高品質で体にフィットしたものができるのに、それだけの時間と労力が必要だったということでしょう。

私は体型が標準からかなりズレていて、既製服は苦しい。一方、階段でよくこけて膝に穴を空けるので、高価なスーツは無理。でも、最近のオーダースーツのおかげで体に合って、本当に助かっています。

ただ腹囲は「たまたま会食が続いているだけで、今から元に戻るから」と採寸から2cm詰めてもらうのですが、ずっとキツいです。


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