子宮の中の胚

オーク会検査部です。

体外受精の場合は、採卵(0日目)から移植や凍結(5~7日目)まで定期的に観察しますので、私たち培養士は当然ながら卵子や胚の実物を見ていますし、皆様にその写真をお見せすることができます。
しかし、胚を子宮に入れてしまうと、その後の様子を見ることはできません。胚の発育を再び視認できるようになるのは妊娠5週目以降です(この頃には絨毛や胎児に分化しており、既に胚ではないですが、超音波検査で胎嚢や胎児を確認できます)。

胚を最後に観察してから胎嚢が見えるようになるまでの2週間余りの間に母体内で何が起こっているか、知識として知ってはいますが、妊娠したご本人でさえ知覚できないほど密やかな胚の成長を、実物の写真として見ると感慨深いものがあります。

上記のサイトには他にも卵管や子宮の中の写真が載っています。臓器の写真と聞いて連想するようなグロテスクなものではなく、とても綺麗な写真なので、興味のある方は見てください。