ヨーロッパ生殖医学会のポスター発表

ヨーロッパ生殖医学会のポスター発表

医師の田口早桐です。

14日からリスボンで開催された、ヨーロッパ生殖医学会の年一回の学会に参加してきました。
といっても私は正味2日間。やること一杯あるし、今大急ぎで帰る途中です。

当院からは2題のポスター発表を行いました。

ePosterといって、普通は並んだパソコンでの発表なのですが、その中の一割程度が選ばれて壁に張り出して議論を仰ぐことになります。当院から出した2演題ともその名誉ある「壁張り」に選ばれたので、大きな壁一面のポスターを印刷して、曲げないように、よれないように持っていくのが一仕事でした。

培養士からはThe blastocele stage in human blastcysts can be improved by position of the trophectoderm biopsy, ドクターからは、A randomized double blind comparison of two hormone replacement regimens for thawed blastocyst transferという演題を出しました。ポスターの前に立っていると結構色々質問も受けて、学ぶことも多く、有意義な時間を過ごせました。

日本からもいくつかポスター発表がありましたが、2演題とも壁張り発表になったのは珍しかったので嬉しかったです。培養士の高野は「多分運が良いだけです。」と言っていますが、まあ、我々の日頃の努力が実ったと考えてよいのかなあ、と私は自画自賛しています。

高野はあと二日間学会に残り、さらにお仕事をします。彼女からの報告もお楽しみに。