理事長の中村嘉孝です。
Googleで頂いている以下のご批判へのお答えです。
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検査結果は口頭のみで用紙はもらえません
3年前にこの病院で子宮頸がんと血液検査をした際は何も問題ないと言われましたが、今年子宮頸ガンが見つかりました。
正常な状態からガン化までは5年〜10年と言われている中、3年間でここまで急激に進行することは通常あり得ないと言われ、この病院が本当に検査を行っているのか疑問に感じました。
全額自己負担で高額な検査を受けたのにも関わらず、本当に検査をしているのかさえ分からない適当な病院です。
自分の健康を守るためにも行かないことをお勧めします。
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「2、3年でここまで進行することはない」は理解しかねますが、それはともかく検査結果伝票のお渡しは以前から多数のご意見をいただいており、申し訳なく思っていました。
別に私どもも検査結果をお渡ししたくないわけではなく。当たり前ですが(複写の手間代がかかるものの)検査結果に限らずカルテのコピーなども日常的に行っています。
そして、検査会社からの検査結果伝票は、正、副の2枚が届きます。正がカルテに貼られ、副を患者様にお渡しするのが一般的な医療機関の運営です。
では、なぜオーク会では検査結果をお渡しできなかったのか。
これを書いてしまうと「だったら、結果を聞きに行くだけ手間だし費用もかかるからいいや」という方が出てくるので一切説明しなかったのですが、Googleで世界に向けて書かれた以上は仕方ないです。
弊院では重篤な結果が出ているにもかかわらず結果を聞きに来られてない方がいないか、検査結果をすべて保管しておいて定期チェックをして、こちらから連絡しているのです。
ご本人の責任だから医療機関としてはチェックする義務もないし、実際、しないのが普通ですが、どうしてもそういうルーズな方もおられるのも事実で、それを自己責任ということで片づけることが私どもではできなかったわけです。(いいですか、だから来なくていいってことじゃないですよ!連絡がないから正常ということではありません。あくまで重篤な結果の受診漏れがないか確認しているだけですから、絶対に来てください!)
そして、これを確実に行うため、検査会社が発行する副票を一か所に集めて管理していました。
「そんなことはシステムですればいいではないか」と思われるでしょうが、オーク会では電子カルテシステムを自社開発(正確には、グループ会社のオークソリューションズで開発)しています。もちろん市販のものも色々検討しましたが、それでは私たちが本当に理想とする診療が実現できません。これからの時代は、診療の質がシステムに大きく依存していくようになります。
結果、現場から次々出てくるニーズを順次取り込みながら業務(診療)の変化に合わせていく、いわゆるアジャイル開発を自分たちですることになりました。
その中で、紙での閲覧の方が便利で確実で安全な場合や、万一のシステムダウンへの対策などがあり、デジタルと紙のハイブリッドで運用を行っています。この点について、弊院はこれまで相当に慎重に保守的に行ってきているため、ご不便をお掛けしていることも事実です。
最近、やっとシステム内で網羅的に定期チェックをかけることができるようになり、検査伝票の副票を患者様にお渡しできるようになりました。さらに今後はOak Onlineからすべてダウンロードできるように進めているところです。

他にも色々、運営上の都合でご不便をおかけしていることが多数あると思います。私どもには慣れっこになってしまって気が付かなったり、漫然と先送りにされてしまっていることもあるはずですので、ぜひ、毎回のアンケートやヘルプセンターを通じてご意見をいただけると幸いです。
追伸:検査結果は、絶対に聞きに来てください!!!