セミナー参加報告-3

セミナー参加報告-3

次は凍結胚移植の方が新鮮胚移植より成績が良いという、おなじみの話。

これは私も騙されてました。

日本のお家芸、Vitrificationによって凍結そのものの成績が良くなったのは間違いないですが、いつの間にか新鮮より凍結の方が成績が良いという話にすり替わっていました。

すり替わると言っても、そういう論文や発表が次々出てきたのですね。でも、宣伝のためのデータか本物データかよくわからない、

結局、これも公平な条件で信用できるデータで解析すると、新鮮胚の方が良かったというのが結論。

冷凍食品がいくら美味しくなったと言っても、作りたてには負けるという、至極、当たり前の話でした。

むしろ、単なる着床率だけでなく妊娠中の問題まで考えると、凍結胚移植の方が胎盤癒着などを起こしやすいと思われます。

とはいえ、当院でもやはり、凍結胚移植が多い。

一番費用がかかる採卵の回数を抑えようとすると、高刺激で多くの卵を取ることになります。ところが、刺激で卵巣が腫れたまま妊娠すると、着床した絨毛から出てくるhCGで更に卵巣が刺激されてOHSS(卵巣過剰刺症候群)になる。

これは不妊治療の副作用の中で一番、危険なもので命にかかわるものです、だから、高刺激では基本的に全胚凍結をせざるを得ない。

だったら、自然周期や低刺激で新鮮胚移植がベストでは、と思われるかも知れませんが、それも違う。少し長くなるので、次回のブログでご説明します。

さて、先ほど冷凍食品の方が美味しいはずがない、といいましたが、例外がありました。

ファミマの餃子は、冷凍の方が私は美味しいです。