Oak Clinic NEWS LETTER

Vol. 9発行:2016年2月24日


新製品のヒアリング会が行われました:2016年1月20日


オーク会で行なわれた新製品ヒアリング会での様子

オーク会では、日々進歩しているART(生殖補助医療技術)関連の技術や製品などの情報を集め、より良いものの導入を心がけています。この日は、ドクター、胚培養士が参加してORIGIO(オリジオ)社の胚凍結に関わる新製品のヒアリング会が行われました。本社(米国)から来られたシニア・プロダクト・マネージャーによる製品説明後は、不明点の解消やより深い知識を得るべく、活発な質疑応答が行われました。

 

 

オーク会不妊ブログより(抜粋)


新鮮周期と融解胚移植の場合の妊娠率:

Does a frozen embryo transfer ameliorate the effect of elevated progesterone seen in fresh transfer cycles?
Fertility and Sterility, in press

ASRMで発表した際に、同じセッションで発表されていた先生の論文です。新鮮胚移植より凍結融解胚移植のほうが着床率が良いことが知られています。そのひとつの原因として、新鮮胚移植時は排卵誘発をするために早くから黄体化が始まることがあります。採卵に向けてのトリガー(36時間前に打つ注射もしくは点鼻薬)の際に黄体ホルモン(プロゲステロン)を測り、その値が高ければ黄体化が始まっていると考えられます。その場合、同じ周期での胚の着床率が悪くなることが知られています。
プロゲステロンが早くに上がることの悪影響について、その周期に採卵する胚のクオリティーを下げる、内膜の受容性を下げる、などが言われています。ただ、もし胚に対しての悪影響なのであれば、その周期で採卵した卵は、後に融解胚移植をしたとしても同じく着床率や妊娠率が下がるはずです。
著者らは、新鮮周期とその後のホルモン補充周期でその時の受精卵を融解胚移植した場合の妊娠率を調べました。プロゲステロン値が高いと新鮮周期の着床率は下がるが、融解胚移植の着床率は下がらないことが分かりました。また、トリガー時のプロゲステロン値が2以上になるとその影響が顕著であるとわかりました。つまりプロゲステロンの上昇はその周期の内膜に悪い影響があるのではないかということです。
当院でも新鮮胚移植をするのは限られた症例のみになってきています。新鮮周期にこのまま移植して早く妊娠したいという方もまだ多くいらっしゃいますが、とくに発育卵胞が多い場合は卵巣過剰刺激症候群を悪化させないためにも、一旦凍結して違う周期に移植したほうが良さそうです。


 

 

患者様からのお便り  ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
E様のお子様のお写真

E様のお子様

◆高齢出産、7年の不妊治療ということもあり、出産まで不安でした。無事に元気な赤ちゃんを産むことができて、今は毎日幸せを実感しています。先生やスタッフの皆様には本当に感謝しかありません。ありがとうございました。〔E様〕

◆無事出産を終え、今まさに育児の真只中、忙しい毎日を過ごしております。しんどいことも多いのですが、子どもの笑顔に癒されて、何とかここまでがんばれています。それもオークでお世話になった先生方、看護師様、スタッフの皆様方のご尽力、お力添えの賜物だと日々感謝をしております。特に、スピーディーな決断を下していただき、結果を出してくださった田口先生、不安なIVFにも優しい言葉で力づけてくださった林先生には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。〔S様〕


 

不妊に関する主なニュース


◆着床前スクリーニング、100組先行へ 産科婦人科学会(12/12)

日本産科婦人科学会は2017年までに100組に実施する臨床研究計画を発表しました。対象者は35〜42歳の流産を2回以上した夫婦50組と、体外受精で3回以上妊娠しなかった夫婦50組に限定して行われます。
この研究から妊娠率や流産率について同時期に体外受精した人たちと比較し、その結果を参考にしてその後の研究の症例数を決めるとしています。

◆卵子若返りに自分の組織を移植 学会、臨床研究容認(12/12)

日本産科婦人科学会の倫理委員会は不妊症の患者らの卵巣組織を取り出して、一部を自身の卵子に移植して若返りを試みる臨床研究を認めたことを発表しました。
この臨床研究では、患者の卵巣組織の一部を取り出し、ミトコンドリアを抽出します。それを、別に取り出した本人の卵子に精子とともに注入して体外受精させます。
ミトコンドリアを移植することで受精する確率や妊娠率を上げることを目指しており、カナダやトルコでは200回以上実施され、20人以上が出産しています。

 

Staff紹介

胚培養士

趣味

旅行、映画鑑賞

特技

スキー、バスケ

好きな言葉

なるようになる

メッセージ

培養室にいる事が多く、直接お話する機会があまりありませんが、電話などでお話しすることがあれば、お気軽にご質問してください。
オーク会で不妊治療をやってよかったと思っていただけるよう、日々卵や精子と向き合っています。


 

 

 

 

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医療法人オーク会は、開院以来、多くの女性の悩みに耳を傾け、実績と信頼を築き、大阪だけに留まらず、関西を中心に広く全国から通院いただいております。
特に不妊診療では、各種検査から体外受精・人工授精・顕微授精まで高度な技術を幅広くカバーしております。不妊の原因によって、お一人お一人にあった方法で不妊治療を進めていきます。お悩みの方は、是非一度ご相談ください。