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Vol.5 (発行:2015年5月26日)

学会情報

下記の学会に参加し、発表を行いました。不妊に関する二大国際学会の一つESHREでは、当院の演題がともにTOP150の演題に選ばれました。
発表にこられた海外の研修者の方々に「非常に珍しい、しっかりしたランダム化比較試験だ。」等の感想やご意見、今後の研究に関する有益なヒントを頂くことができました。

IFFS/JSRM International Meeting 2015: 2015年4月26~29日 (第60回 日本生殖医学会学術講演会/国際生殖医学会学術集会2015)

IFFS/JSRM International Meeting 2015

「A comparison of three hormone replacement regimens for thawed blastocyst transfer and estradiol (E2) levels」

凍結融解胚盤胞移植における3種類のホルモン補充の効果及び安全性の比較とエストラジオール(E2)値。
(Taguchi S, Funabiki M, Hayashi T, Tada Y, Iwaki Y, Karita M, Nakamura Y)

 

「Case report: East meets ICSI; Unkei-to increases the number of oocytes retrieved and improves ovarian response」

症例報告:東洋医学とICSI(顕微授精)技術の邂逅;温経湯(漢方薬)は採卵数増加と卵巣反応の改善をもたらす。
(Taguchi S, Funabiki M, Hayashi T, Tada Y, Iwaki Y, Karita M, Nakamura Y)

 

「Comparison of the cryopreservation timing of biopsied human blastocysts using non-transferable embryos」

廃棄胚を使ったバイオプシー後のヒト胚盤胞凍結時期の比較 
(Saji F, Amano N, Takano T, Young L, Nakamura Y)

第56回 日本卵子学会学術集会: 2015年5月30~31日

第56回 日本卵子学会学術集会

「eSET における低グレード胚盤胞の妊孕性についての後方視的検討」

(天野 奈美子、小畠 美智子、高野 智枝、佐治 史惠、長谷 英里、松田 智恵、黒木 愛、Louise K. Young、上浦 奈美、片山 怜花、川北 彩夏、石川 瑞紀、田口 早桐、船曳 美也子、中村 嘉孝)

ESHRE 2015(ヨーロッパ生殖医学会2015) :リスボン(ポルトガル):2015年6月14~17日

ESHRE 2015(ヨーロッパ生殖医学会2015)

「A randomized double blind comparison of two hormone replacement regimens for thawed blastocyst transfer」

凍結融解胚盤胞移植における2種類のホルモン補充に関する2重盲検ランダム化比較試験。
(Taguchi S, Funabiki M, Hayashi T, Tada Y, Iwaki Y, Karita M, Nakamura Y)

 

ESHRE 2015(ヨーロッパ生殖医学会2015)

「The blastocoele stage in human blastocysts can be improved by position of the trophectoderm biopsy」

栄養外胚葉のバイオプシー位置によるヒト胚盤胞の胚盤胞腔の改善について
(Takano T, Funabiki M, Taguchi S, Saji F, Young L, Nakamura Y)

 

患者様からのお便り

◆不妊治療中は自分に子供ができるイメージを持てませんでしたが、産んでから想像以上に子を持てた事が嬉しいです。
体外受精のステップへ進んで良かったです。
2人目を希望し、自然妊娠しない場合は、凍結している卵でチャレンジしたいと思います。ありがとうございました。

◆オーク住吉産婦人科でお世話になったおかげで、第2子を授かることができました。
他院からこちらへ変わり、最初に田口先生からステップアップも視野に・・・と色々詳しく説明して頂いたおかげで、安心して様々な治療に取り組みことができました。
娘の顔を見ながら、こちらでしていただいた事に本当に感謝しています。

不妊に関する主なニュース

高齢流産:たんぱく質「コヒーシン」減少が主原因(7/2)

日本産科婦人科学会は、“希望しても2年以上妊娠できない状態”である不妊症の定義について「2年」を「1年」に短縮する案をまとめました。早ければ、この案を8月にも正式決定する方針で進めています。
その期間を短縮することになった理由として、『晩婚化が進み早期の検査や治療が求められるようになったこと』と『欧米の生殖医学会が1年としていること』を挙げています。

卵子提供:「産んだ女性が母」 自民が特例法案を提出へ(6/9)

自民党のプロジェクトチームは、第三者の卵子提供によって出産した場合に、その子の母を「出産した女性」とする内容の民法の特例法案を今国会に提出する方針を決めました。
現在の民法において代理出産は想定されていません。
そのため、「出産した女性」と「卵子の提供者である女性」のどちらを母とするかは明記されていませんでした。
このプロジェクトでは、生殖補助医療の進歩によってこれまでの法制度では想定されていなかった親子の関係について、法的な整理を行うことが目指されています。
今後、国会内に調査会を設置し、生殖補助医療についてさまざまな議論が行われていくとのことです。

Staff紹介

総務 窪田 佐智子

総務 窪田 佐智子

特 技 柔道
座右の銘 七転び八起き
好きな言葉 笑う門には福来る
メッセージ

梅雨の季節がやってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

当院では、そんなジメジメした湿気を吹き飛ばす程元気一杯なスタッフが皆様のお越しをお待ちしております。 ご質問などございましたら、いつでもお声掛けください。