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不妊と漢方

 

女性と漢方

 

■ 漢方薬は なぜ女性によく使われるのか

日本では、産婦人科診療において漢方薬の使用頻度は他科より高いようです。つまり 女性への漢方薬投与が多いということです。それはなぜなのでしょうか。

女性の一生をみた時、ホルモンの変化が大きく作用していることがわかります。年齢的には、思春期・成熟期・更年期・老年期といった移り変わりや、成熟期でも妊娠期・出産後の産褥期・授乳期の変化もあります。1ヶ月でみると、月経期・卵胞期・黄体期、1日の中でも日内変動を示すホルモンもあります。これらはホルモンが変化して、またその変化が組み合わさって作り出されている状態です。もちろん男性でもホルモン変動はありますが、女性ほど複雑ではありません。

西洋医学では、妊娠・出産の変化を除きほぼ性別に関係なく、診断・治療がなされています。これに対し東洋医学では、主な症状以外にも体質など個々の状態に合わせ治療法(漢方薬)を選択します。また、女性への漢方薬使用の歴史は長く、特に月経・妊娠に伴ういろいろな症状に使用されてきました。さらに、治療をしなければ病気になる可能性の高い未病の状態に漢方薬を使用し、発病を未然に防ぐことも認識されています。最近では漢方薬の中には、ホルモン中枢やレセプターに作用するといわれる薬剤もあります。

これらのことから漢方の有用性が見直され、使用される機会が増えていると思われます。
漢方薬は、女性の機能的疾患の優れた治療法のひとつと考えられます。

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