ドクターからのメッセージ

林輝美ドクターからのメッセージ

林輝美ドクター写真

あきらめないで、私たちと一緒に頑張りましょう

妊娠の継続が困難である不育症という病名があります。
定義としては、繰り返す3回以上の流産もしくは、12週以上の胎児死亡を経験された方があてはまるのですが、待ち望んだ妊娠がスタートしたのに流産という結果を迎えることは、それが一度のことでも辛く悲しいことです。

しかし流産の原因の多くは、胎児側の染色体異常によると考えられています。この流産を乗り越えて、次回の妊娠が順調な経過をたどり、無事出産を迎えられることは多く、日常的でもあるのです。

しかし3回くり返す流産や、安定期に入ってからの流産となると、次の妊娠への不安も大きいことです。
流産につながる何か根本的な原因があるのではないか、それを探る検査を不育症外来では行っています。
血液検査(代謝異常や感染症 自己免疫系の異常)子宮の形態や、内膜の状態をチェックし必要があれば投薬や手術を行います。

私たちは、くり返す流産を乗り越えて出産された方々から、いつも感動をもらっています。
今、立ち止まって苦悩している方も、どうか勇気を出してご相談ください。