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凍結保存容器の色々

最近、胚や胚盤胞、卵子、精子の凍結保存が増えてきています。

凍結保存の際は、氷晶による傷害を避けるためクライオプロテクタント(耐凍剤)を細胞に浸透させてから、液体窒素タンクに入れます。
専用の容器を用いるのですが、凍結容器の条件として、下記の3点が不可欠です。

  •  ①-200°Cに近い低温に絶え得る。
  •  ②卵などの細胞を安定して保持できる。
  •  ③融解時に細胞を回収しやすい形状である。

これに加えて、容器自体に患者名やID番号など記入できること、できるだけ少ないスペースに収まることが望ましく、こういった条件を満たしたものが必要になります。

 

精子凍結保存の容器

 

• セラムチューブ:直径約1cm、高さ約5cmのプラスチックの密閉容器。管理No.・患者名・日付をラベリング。

• ストロー:直径2mmくらいのプラスチックのストロー。省スペースですが、容器自体に記名できないのが難点。

 

卵子・胚凍結保存の容器

 

• クライオトップ:プラスチックシート上に少量の培養液と卵や胚などを乗せる。取手部分に管理No.・患者名・卵情報(グレードなど)をラベリング。

クライオトップ

 

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• クライオループ:クライオトップのシート部分がループになったもの。


 

液体窒素タンクの中

これらの容器を、「ケーン」という金属の器具に固定し、ケーンごと「キャニスター」に入れて液体窒素タンクに収納します。

 

凍結保存容器の収納数
1タンク = 6キャニスター
1キャニスター = 40ケーン
1ケーン = 4クライオトップ
1クライオトップ = 卵子は3コ、胚は1コ

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